[マサチューセッツ州ボストン -RED HAT SUMMIT- 2025年5月20日(現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳
オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat Inc, (以下、Red Hat)は本日、株式会社日立製作所(TYO: 6501、以下、日立)が、Red Hat OpenShift AI を活用して、包括的で成熟し、統制のとれた社内AIプラットフォームを全社的に構築および導入することで、製造業界におけるリーダーとして躍進したことを発表しました。
日立様のAIプラットフォームは、企業がAI活用を全社レベルで推進する模範的な事例です。Red Hat OpenShift AIの基盤を活用することで、各事業本部でのAI導入および部門横断的なイノベーション、ガバナンスの基準を確立しておられます。
日立のデジタルトランスフォーメーションを支える社内プラットフォームは、Red Hat OpenShift AIを活用しています。Red Hat OpenShift AIは、ハイブリッドクラウド環境において生成AI(gen AI)と予測AIモデルの構築、トレーニング、展開、監視を大規模に実現することで、高パフォーマンスでミッションクリティカルなワークロードを支えます。プラットフォームの広範囲にわたる導入は成功の一因であると同時に日立のAI活用のガバナンスフレームワークとしても機能しており、グローバル企業のグループ全体にわたりAIの倫理的かつ効率的な活用を促進しています。
Red Hat OpenShift AIを通じた運用により、このプラットフォームは情報技術(IT)と運用技術(OT)の両領域にまたがる、日立で進行中の250を超えるプロジェクトの基盤として機能するようになりました。また、導入以来、日立はコールセンター業務の効率向上、重要システムの開発の加速、全社的なコラボレーションの強化といった成果を出しています。
現在このプラットフォームは社内業務に利用されていますが、日立はこの成功をエコシステム全体におけるAIの飛躍的な成長の基盤と捉えています。日立は、ビジネス開発においてRed Hat OpenShift AIを社外で活用する可能性を模索しており、これは同業他社や競合企業がAIを業務に取り入れる中で、AIの重要性が高まっていることを示唆するものです。日立がAI時代に向けて戦略を刷新している中、Red Hatは日立のビジョンを実現するうえで重要な役割を果たしています。
Red Hatのビジョン:あらゆるモデルを、あらゆるアクセラレーターで、あらゆるクラウドに
AIの未来は、インフラのサイロ化に制約されることなく、無限の可能性によって定義されるべきです。Red Hatは、企業があらゆるモデルを、あらゆるアクセラレーター上で、あらゆるクラウドに展開できる未来を見据えており、これにより卓越した一貫性のあるユーザーエクスペリエンスを莫大なコストをかけることなく提供できると信じています。gen AIへの投資の真価を引き出すために、企業にはユニバーサルな推論プラットフォームが必要であり、それは現在および将来にわたってシームレスで高性能なAIイノベーションの共通基盤となるものです。
Red Hat Summit
Red Hat Summit の基調講演に参加して、Red Hat のエグゼクティブ、お客様、パートナーからの最新情報をお聞きください。
- Modernized infrastructure meets enterprise-ready AI(近代化されたインフラストラクチャ―とエンタープライズ対応のAI)— 5月20日(火)、東部夏時間午前8時~10時 (YouTube)
- Hybrid cloud evolves to deliver enterprise innovation (ハイブリッドクラウドの進化が企業のイノベーションを実現)— 5月21日(水)、東部夏時間午前8時~9時30分 (YouTube)
サポートコメント
レッドハット株式会社 代表取締役社長 三浦 美穂
「日立様のAIプラットフォームは、企業がAI活用を全社レベルで推進する模範的な事例です。Red Hat OpenShift AIの基盤を活用することで、各事業本部でのAI導入および部門横断的なイノベーション、ガバナンスの基準を確立しておられます。私たちは、日立様のこの変革のパートナーであることを誇りに思い、更なる活用推進の可能性に期待を寄せています。本事例は、業界全体のAI活用の未来に大きな意味を持つものと考えています」
株式会社日立製作所 マネージド&プラットフォームサービス事業部 ハイブリッドクラウドサービス本部 プラットフォームサービス部 部長 菊池 正浩氏
「日立は、単なるAIの検証にとどまらず、その実用化を本格的に進めています。社内プラットフォームやRed Hat OpenShift AIのようなAIツールを日々の業務に取り入れることに成功し、コールセンターから大規模なシステム開発に至るまで、AIをビジネスの中心に据える取り組みを実現しています。Red Hat OpenShift AIを活用し、このような成長を遂げることができました」
その他のリソース
- Red Hat OpenShift AIの最近の機能強化について
- Red Hat OpenShift AIについて
- Red HatのAIソリューションについて
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その他のリンク
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本件に関するお問い合わせ
- レッドハット株式会社 広報担当 [email protected] TEL:03-4590-7472
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Red Hat はオープン・ハイブリッドクラウド・テクノロジーのリーダーであり、変革をもたらす IT イノベーションと AI アプリケーションのための信頼できる一貫性のある包括的な基盤を提供しています。クラウド、デベロッパー、AI、Linux、オートメーション、アプリケーション・プラットフォームテクノロジーのポートフォリオにより、データセンターからエッジまで、あらゆるアプリケーションをあらゆる場所で実現できます。Red Hat は、エンタープライズ向けオープンソース・ソフトウェア・ソリューションを提供する世界有数のプロバイダーとして、将来の IT 課題を解決するためにオープンエコシステムとコミュニティに投資しています。Red Hat は、パートナーやお客様と協力しながら、コンサルティングサービスや受賞歴のあるトレーニングや認定資格の提供に支えられて、お客様の IT 環境の構築、接続、自動化、保護、管理を支援しています。
- 日立製作所について
日立は、IT、OT(制御・運用技術)、プロダクトを活用した社会イノベーション事業(SIB)を通じて、環境・幸福・経済成長が調和するハーモナイズドソサエティの実現に貢献します。デジタルシステム&サービス、エナジー、モビリティ、コネクティブインダストリーズの4セクターに加え、新たな成長事業を創出する戦略SIBビジネスユニットの事業体制でグローバルに事業を展開し、Lumadaをコアとしてデータから価値を創出することで、お客さまと社会の課題を解決します。2024年度(2025年3月期)売上収益は9兆7,833億円、2025年3月末時点で連結子会社は618社、全世界で約28万人の従業員を擁しています。www.hitachi.co.jpでご覧ください。
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