Automation Platform
自動化を戦略的優位性に変える
Red Hat® Ansible® Automation Platform には、IT 運用を組織全体にわたって迅速化するために必要なあらゆる機能が備わっています。包括的な自動化戦略を構築することで、組織はプロセスを合理化し、よりレジリエントな運用を構築し、あらゆるスキルレベルのチームが自動化を迅速に作成して共有できるようになります。
最適化による節約
多くのお客様が直面している最大の障壁の 1 つが、IT 環境の規模の大きさと複雑さ、およびその結果として生じているテクノロジーの無秩序な増大 (スプロール) です。各チームが固有の課題を解決するためにそれぞれ異なるツールを使用しているケースは珍しくなく、こうした互換性のないテクノロジーの乱立が自動化の拡大を難しくしています。しかし、こうしたツールを破棄してゼロから始める必要はありません。Ansible Automation Platform は、あらゆるツールと連携し、あらゆる場所で動作できます。
Ansible Automation Platform を使用すると、既存のソリューションを組み合わせ、外部ツールを統合して、複数のチームやドメインにまたがる完全に自動化されたプロセスを作成するワークフローを構築できます。Red Hat と 170 社を超える認定パートナーによって構築された検証済みおよび認定済みのコンテンツにより、オペレーティングシステム、ネットワークデバイス、ストレージ、その他のテクノロジーの接続が容易になり、IT 資産全体を 1 つのプラットフォームでオーケストレーションできるようになります。
レジリエントな運用の構築
統合プラットフォームは、企業全体でより効率的なプロセスを構築するのに役立ちますが、真の価値は、管理、保守、ガバナンスなどの Day 2 オペレーションに自動化を拡張することから生まれます。Ansible Automation Platform は、運用ライフサイクルのあらゆる段階で意思決定と IT タスクを自動化するのに役立つため、スタッフによる手動介入なしに即座に対応できます。
- 信頼できるサプライチェーン、認定コンテンツ、専用のサポートに支えられているため、自信を持って自動化を拡張できます。
- Event-Driven Ansible は、ツールで収集された可観測性データを処理し、条件付きルールに基づいて適切な応答を決定し、そして問題を解決するための自動化されたアクションを実行します。
- AI をワークフローに統合して、ツールのインテリジェンスを自動化されたアクションに変換します。そうすることで、完全な自己修復型インフラストラクチャへと移行できます。
Ansible Automation Platform の汎用性と広範な統合エコシステムは、より効率的で応答性の高い IT 運用の構築に役立ちます。これは、AI ワークロードをシームレスに拡張し、AIOps を効果的に導入するために必要な基盤です。
チームの生産性向上を支援
複雑な環境全体に自動化を拡大しようとする際に多くの組織が直面するのが、自動化をいかに効率的に作成し、管理するかという問題です。Ansible Automation Platform のツールと機能は、スキルギャップを埋め、専門知識の共有を体系化するのに役立ちます。
- Ansible Playbook は、複雑なコーディング言語の知識がなくても YAML で簡単に記述でき、無制限に保存、共有、再利用できます。
- Red Hat Developer Hub 用の Ansible プラグインは、厳選されたラーニングパス、ボタン操作によるコンテンツ作成、統合開発ツールなどを提供する一元的なポータル・エクスペリエンスにより、チームスキルの向上と迅速な自動化を支援します。
- Ansible Content Collections は、事前構築された Playbook やロールにより、さまざまなスキルレベルの従業員が自動化を迅速に実現できるよう後押しします。
また、チームは生成 AI サービスである Ansible Lightspeed を使用して専門知識を信頼性の高い Ansible コードに変換し、数秒で Playbook 全体を構築できます。
自動化戦略を構築するときは、小さく始めて、大きな目標へと進んでいきましょう
自動化への投資を最大限に活用するには、非効率的なプロセス、スキルギャップ、その他の組織的な課題を克服することが必要な場合があります。自動化ファーストのマインドセットを取り入れ、包括的な自動化戦略を構築していくことをお勧めします。まず、現在のツールと一般的なユースケースを自動化し、徐々に自動化の文化に向けて取り組んでいくことができます。