AD258
Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 8 の概要
概要
コースの説明
Red Hat JBoss EAP 8 で提供される機能、および EAP 8 サービスの基本的な管理方法を紹介します。
Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 8 の概要では、Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (JBoss EAP) 8 の機能を紹介します。またハンズオンラボを通じて、JBoss EAP 上でアプリケーションを効果的にデプロイおよび管理するために、システム管理者が知っておくべき重要な実際のタスクについて学習します。
このコースは、Red Hat JBoss® Enterprise Application Platform 8.0 に基づいています。
学習内容サマリー
- Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 8 のインストールと管理
- JBoss EAP への移行:JBoss EAP 8 への移行における主なポイントの確認
- JBoss EAP への移行:アプリケーション移行ツールキット (MTA)
- JBoss EAP への移行:サーバー移行ツール
- JBoss EAP セキュリティ: Elytron と JBoss EAP セキュリティの概要
- JBoss EAP セキュリティ:Elytron への移行
- JBoss EAP セキュリティ:管理および HTTP インタフェース内の TLS
- JBoss EAP セキュリティ:管理および HTTP インタフェース内の RBAC
- OpenShift 上の JBoss EAP:ハイブリッドクラウドへの JBoss EAP アプリケーションのデプロイ
- OpenShift 上の JBoss EAP:OpenShift 上のアプリケーションのための JBoss EAP の構成とトリミング
- OpenShift 上の JBoss EAP:JBoss EAP Operator
コース対象者
- Java アプリケーション・サーバーを管理しているシステム管理者
- JakartaEE アプリケーションを作成する開発者
- 組織の Java アプリケーション・インフラストラクチャの設計と自動化を担当している、自動化アーキテクト、クラウド管理者、プラットフォーム・エンジニア
推奨トレーニング
- Linux に関する基本的な経験が必要、または Red Hat システム管理 I (RH124) コースを修了していること
- Java および JakartaEE/JavaEE 仕様に関連する基本的なプログラミング知識が必要、または Red Hat Application Development I: Programming in Java EE (AD183) コースを修了していること
- 基本的な JBoss EAP の管理経験が必要
- Red Hat OpenShift または Kubernetes に関する基本的な経験が必要、または Introduction to OpenShift Applications (DO101) コースを修了していること
テクノロジー上の留意事項
- ILT クラスルームは利用できません
学習内容
学習内容
Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 8 のインストールと管理
Red Hat JBoss Enterprise Application Platform サーバーをインストールして管理し、提供される主要な最新機能を確認します。
JBoss EAP への移行:JBoss EAP 8 への移行における主なポイントの確認
JBoss EAP 8 への移行で考慮すべき主な問題について説明します。
JBoss EAP への移行:アプリケーション移行ツールキット (MTA)
アプリケーション移行ツールキット (MTA) を使用して、アプリケーションの分析、移行作業量の測定、Java パッケージ名のリファクタリングを行います。
JBoss EAP への移行:サーバー移行ツール
JBoss EAP サーバー移行ツールを使用して、以前の JBoss EAP バージョンからサーバー構成を移行します。
JBoss EAP セキュリティ: Elytron と JBoss EAP セキュリティの概要
JBoss EAP のセキュリティ・アーキテクチャ、および Elytron ツールの使用方法を学びます。
JBoss EAP セキュリティ:Elytron への移行
Elytron への移行を必要とするレガシーなセキュリティ・コンポーネントを特定し、移行支援として Elytron CLI ツールを使用します。
JBoss EAP セキュリティ:管理および HTTP インタフェース内の TLS
JBoss EAP サーバー上で、アプリケーションおよび管理インタフェースへの TLS 接続を構成および管理します。
JBoss EAP セキュリティ:管理および HTTP インタフェース内の RBAC
JBoss EAP サーバー上で公開されているすべてのインタフェースについて、ロールベースの認可を構成します。
OpenShift 上の JBoss EAP:ハイブリッドクラウドへの JBoss EAP アプリケーションのデプロイ
Maven プラグインまたは Helm チャートを使用して、パブリッククラウドやコンテナベースの OpenShift 環境を含むハイブリッドクラウドに、JBoss EAP アプリケーションをデプロイします。
OpenShift 上の JBoss EAP:OpenShift 上のアプリケーションのための JBoss EAP の構成とトリミング
パフォーマンスを最適化し、セキュリティを向上させるために、環境変数と Helm チャートを使用して、OpenShift 上で JBoss EAP アプリケーションを構成し、JBoss EAP ランタイムの機能をトリミングします。
OpenShift 上の JBoss EAP:JBoss EAP Operator
OpenShift 上に JBoss EAP Operator をインストールし、JBoss EAP アプリケーションのデプロイおよび監視に使用します。
成果
組織にとっての効果
- 多くの組織が、既存の JakartaEE アプリケーションをパブリッククラウドやコンテナ環境など、さまざまな異なるインフラストラクチャに移行しようと取り組んでいます。クラウド時代においても、Java は依然として組織で最も使用されているプログラミング言語の 1 つであり、JBoss EAP は、仮想インフラストラクチャ、ベアメタルインストール、プライベートクラウド、パブリッククラウド、コンテナ環境など、組織があらゆる場所で Java ワークロードを実行できるように進化を遂げてきました。このコースでは、Red Hat JBoss EAP の最新機能を紹介するとともに、JakartaEE インフラストラクチャを進化させるための選択肢として、既存のアプリケーションをさまざまなプラットフォームに移行、リファクタリング、または再デプロイする方法を説明します。
AD258 は、組織が JakartaEE インフラストラクチャを進化させる方法を決定するのに役立ち、次の 3 つの領域に焦点を当てています。- JBoss EAP 8 へのアプリケーションおよびアプリケーション・サーバーの移行および移行ツール
- 新しい Elytron セキュリティ・サブシステム
- Red Hat OpenShift を中心とする、ハイブリッドクラウド上での JBoss EAP の使用
個人にとっての効果
- このコースを受講すると、さまざまなプラットフォームに JBoss EAP 環境をインストールして管理するための選択肢について説明できるようになります。受講者は、JBoss EAP 8 への移行の選択肢を分析し、支援ツールを使用して移行を実施する方法を学習します。また、デプロイされたアプリケーションとアプリケーション・サーバーを Elytron を使用して保護する方法や、Red Hat OpenShift 上に Red Hat JBoss EAP 8 をデプロイして管理する方法も習得できます。