CL170
OpenStack 管理:コントロールプレーンの管理
概要
コースの説明
Red Hat OpenShift を使用して、VM ベースのワークロードを実行する OpenStack サービスと RHEL コンピュートノードを管理します。
OpenStack 管理:コントロールプレーンの管理 (CL170) は、Red Hat OpenStack クラスタ管理者が OpenStack コントロール・プレーン・サービスの正常性とパフォーマンスを管理し、Kubernetes Operator とワークロードを調査して問題のトラブルシューティングを行い、Kubernetes カスタムリソースを使用して OpenStack コントロール・プレーン・サービスを設定できるように支援します。
このコースは Red Hat OpenShift Services on OpenStack 18 に基づいています。
注:このコースは、2 日間の対面授業、3 日間の仮想ライブ授業または自習形式で提供されます。期間は受講方式によって異なる場合があります。コースの詳細、スケジュール、価格については、メインメニューで地域を選択して [詳細はこちら] をクリックしてください。
学習内容サマリー
- OpenStack Operator とワークロードの正常性を確認し、無効になっているサービスまたは設定に誤りがあるサービスを特定する
- カスタマーサポートをリクエストするため、OpenStack コントロールプレーンとデータプレーンからトラブルシューティング情報を収集する
- コントロール・プレーン・カスタム・リソースを設定して、OpenStack コントロール・プレーン・サービスを有効化してカスタマイズする
- OpenStack コンピュートノードの正常性を確認し、欠落しているまたは設定に誤りがあるデータプレーンサービスを特定する
- 障害が発生したコンピュートノードを削除して置き換える、または再プロビジョニングする
コース対象者
- Red Hat OpenStack クラスタの管理、調整、トラブルシューティングに関心のあるプラットフォーム・エンジニア、クラウド管理者、システム管理者
受講の前提条件
- 無料のスキルチェックでこのコースが自分のスキルに適切かどうかを確認してください
- Red Hat システム管理 I (RH124) を修了していることを推奨します
- 推奨される受講要件 (必須ではありません):Red Hat システム管理 Ⅱ(RH134) および Ansible を使用した Red Hat Enterprise Linux の自動化 (RH294) を修了していること、または同等のスキルを備えていること
- Red Hat OpenShift Administration I: Operating a Production Cluster (DO180) を修了していること、または同等のスキルを備えていること
- データセンターのストレージの基本概念:ストレージプロトコル、NAS、および SAN
- データセンター・ネットワークの概念:ISO モデル、VLAN、ファイアウォール、およびインターネット・プロトコル (ICMP、IP、HTTP など)
- オブジェクトストレージの基本概念 (AWS S3 の経験など) は有効ですが、必須ではありません
- Ceph 管理スキルは有効ですが、必須ではありません
テクノロジー上の留意事項
- オンライン学習者、自習型学習者型およびクラスルームの学習者:
- インターネット接続が必要です
- ラボは Red Hat Online Learning Environment で利用できます
- クラスルームの学習者:Red Hat では今後、代替手段としてローカルにインストールされたクラスルームを利用できるようにする可能性があります。
学習内容
- Red Hat OpenShift Container Platform の概要
Red Hat OpenShift のアーキテクチャとリソースを確認し、グラフィカル・インタフェースとコマンドライン・インタフェースを操作し、コマンドに関する情報を確認します。 - OpenStack Services on OpenShift の検査
OpenShift の OpenStack サービスを特定し、OpenStack Operator と依存リソースの正常性を評価します。 - OpenStack サービスのカスタマイズ
OpenStack サービスを有効または無効にし、カスタマイズします。 - OpenStack API の接続の確認
OpenStack コントロールプレーンをデータプレーンに接続するリソースを特定します。 - OpenStack セルサービスへの接続の確認
OpenStack セルがデータベースおよびメッセージサービスに接続されていることを確認し、コンピュートノードから OpenStack セルへの接続を可能にするその他のサービスを検証します。 - OpenStack におけるストレージリソースへのアクセス
OpenStack ストレージリソースのステータスと接続を確認します。 - OpenStack サービスの信頼性の検証
OpenStack コントロールプレーンとそれをサポートするサービスの高可用性 (HA) を設定し、評価します。 - OpenStack サービスのネットワーク暗号化の確認
OpenStack コンポーネントの設定を調べ、ネットワーク通信に証明書ベースの暗号化が使用されていることを確認します。 - データプレーンサービスとコンピュートノードの検査
OpenStack データプレーンリソースを特定し、その正常性を評価します。 - OpenStack データプレーンのカスタマイズ
データプレーンのノードセットにカスタム設定を適用し、適用された設定を確認します。
成果
組織にとっての効果
- コアからエッジまで、シームレスなインストール、迅速なデプロイ、一元管理を実現できます。
個人にとっての効果
- このコースを受講することで、Red Hat OpenStack 管理者は、Kubernetes カスタムリソースと Ansible Playbook の斬新な機能を利用して、OpenStack データプレーンの正常性を監視し、コンピュートノードを設定できるようになります。